第188回 東柳会句会  

第百八十八回 東柳会 記録から

 一、日 時  平成二十六年五月十二日(月)十三時三十分―十二時三十分

 二、会 場  東友会クラブ室

 三、出席者  楠本晃朗、坂下龍雄 ( 臥龍 )、島田孝司 ( たかし)、       中植悦司、中野健吾、比村隆之、濱ア俊夫、村川清嗣( きよ        つぐ )、森 康 ( ヤス坊 )、
    投句者  江口節信、佐山富英 ( 小石 )、橋卓一郎 ( 白卓        坊 )、多和國雄 ( くにお )

 四、作 品

?席題 「昭和」           村川 きよつぐ 選

     人 昭和の頃母の晴れ着で麦買うた        健吾 

     地 新幹線戦後昭和のシンボルに         たかし

     天 中韓露手出しなかった昭和初期        臥龍

     軸 クラス会昭和へ戻す酒二合          きよつぐ

☆宿題 「ねたむ」          楠本 晃朗 選

     人 なめくじがねたむ家持つかたつむり      きよつぐ

     地 ねたまれる年金暮らしする世代        隆之

     天 オレオレに一千万も出せる人         隆之 

     軸 ヒロインをホントにいじめてる楽屋      晃朗


    「演歌」           島田 たかし 選

     人 懐かしの演歌つい出る露天風呂        隆之

     地 三文バー演歌も軋む寒さ凍む         くにお

     天 バス遍路演歌ご詠歌使い分け         晃朗

     軸 一曲が当たり安泰演歌歌手         たかし

    「濃淡」             比村 隆之 選 

     人 客を見て濃度変えてるハイボール       晃朗

     地 目に見えぬ線量にある濃と淡         小石

     天 人情も余りに濃いと住みにくい        節信

     軸 濃淡の芽吹き鮮やか燃える山         隆之

   
   「近詠」           

       街角に猫が一匹過疎の町           節信

       人手なくリトルタウンが増えてくる      俊夫

       連休もお年寄りには迷惑も          ヤス坊

       記事出ない事故ないらしいオスプレイ     きよつぐ

       貯金残高勢いつけて減る四月         晃朗

       ウクライナデモの連鎖で国割れる       隆之 

       手に余る筍挨拶代りと言い          くにお 

       添い遂げて明日へ捨てる古い翼        白卓坊

       近頃は株もかかった五月病          臥龍

       枝垂れ桜バックに我が身曝け出し       小石

       カルガモのように園児が作る列        悦司

       何もかも杜撰過ぎてる韓国船         たかし

       風呂の蜘蛛濡れないように逃したり      健吾

五、次回予定

    日 時  平成二十六年六月二日(月)十三時三十分から

    会 場  昌和不動産ビル 七階 東友会クラブ室

    句題と選者

       席 題          坂下 臥龍

       「黴」(かび)       比村 隆之

       「受ける」        楠本 晃朗

       「個性」          島田 たかし

          ( 宿題については、各二句準備してください。)

         近 詠          自選句 一句    以上
             
 


                            クラブ活動の紹介
 

188

クラブ紹介の一端としてメンバーの川柳に興味を持ったきっかけや楽しみなどを順番に掲載し

て、東柳会のPRをしています。十二回目は東北地区OB会の佐山富英さんにお願いしました。

 

   自己啓発の一端に              佐山 小石

 TT)在籍中、中野健吾さんのお誘いを受け、岩沼川柳会に加入いたしました。その間田中

旅水さんの指導を受け乍ら、長らく作句を重ねているものの、自己満足の域を出ず、その奥深

さに魅せられ、いろいろな意味で、自己啓発に繋がっていると思います。これからも東柳会を

通じ、研鑽して参りたいと思います。
OB会のみならず、現役のみなさんも投句OKの由、是非

楽しんでみませんか。